『0歳児クラス(手づかみ食べ)で思ったこと、大変だったこと③』ぶっちゃけ保育現場シリーズ

 

さて②に続き『食事面』もっといきます!

 

諸問題をクリアし、抵抗なく食事が食べられるようになったら、今度は子供達が自ら食事を食べ進めていくことになります。

 

自ら食べるということはつまり、、、

 

そう

 

「手づかみ食べ」です!

 

世のお母さんたちが、とってもとっても勇気を振り絞って、清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちでトライするやつです!

 

色々な食材を自らの手でつかみ、にぎり、口に運ぶ。

 

これが赤ちゃんたちビギナーにはちょっと難しい。

 

ちょっとどころか、とても、とても難しい。

 

加減がわからずおかずやごはんが手のひらからこぼれる、握りつぶす、口からこぼれるetc

 

スープの中の具が食べたくて手を突っ込み、ぐちゃぐちゃとかき回す。

 

そのしぶきがそのあたりに飛びまくる。

 

果ては器を逆さにひっくり返して、机&床はスープの海。

 

Ah…

 

けっこう悲惨な状況になります保育室内。

 

足の踏み場もないほどに米粒やおかず、スープがあたり一面に散乱し、その時に入室してくる職員は必ず

「うわっ!すごいねーーーー!」

と感嘆の声。

 

食後すぐにお迎えの保護者がいようものなら、こんな状況とても見せられません。

 

なので食器だけでも急いでまとめ、下膳する。

 

これが私たちの精一杯の体裁。

 

たまに何もしていない、そのままの現場を保護者に見られてしまう時もあります。

少し気まずいです。

保護者はノーコメントなことが多いですが、まぁ、色々思うところはあるでしょうねw

 

ではなぜこのような悲惨な状況にまでなってしまうかと言うと、うちの保育園では

 

「お子様の主体性を尊重する」

 

が保育の大前提としてあるからです。

 

つまり危険がないよう見守るとともに、お子様のやりたいようにやらせてあげるのが良いということです。

 

でも「放置」ではありませんよ!

 

ほったらかしにはしません!だって本当に最後までほったらかしたら、怪我の怖れも含めて、後始末が本当に大変ですもん。

そこまで片付けに時間割けません。

 

他にもやらねばならないことあります。

 

なので、お子様の食事に対する主体性については、保育士としての経験をもとに、少々加減をしながら見守る、、といった感じです。

 

とは言え、ご家庭でママに怒られずにスープを思いきりこぼしちゃう!ごはんやおかずを散らかしちゃう!

 

なんてそうできるものでもないと思うので、保育園ではそれなりに「自由にやらせてあげたい」と思うのです。

 

で、結果、悲惨な食事風景となるワケです。

 

でも子供達もわざと失敗しているわけでもないので(わざと失敗した時はたしなめます)そこですぐにやめさせるのではなく、何度も失敗させて、経験値を上げることはとても重要だと思います。

 

ですので、私はあまり止めません。

 

けっこう放置しています。

 

こぼれたらこぼれたらで「残念!」と言うだけです。

 

 

だから食事後の部屋ってとても汚い。

 

でもそこには子供のための保育士の配慮があって、子供も一つ成長しているんです!

 

なので、もしそんな状況に遭遇したら、温かい目で見守ってやってください!

 

そしてこれから保育士になる皆さん、『排泄面』と同じく、避けて通れない道ですよ☆

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